すてきな人たち 2014.10.13
☆ 詩 ☆ 「すてきな人たち」
どんなことだって
前向きに
考える人がいる
どんなに失敗したって
人のせいに
しない人がいる
いくらけなされたって
それをバネに
がんばる人がいる
そして
あなたに出会えて
よかったと
思う人が
いる
以上は、平成19年(2007年)の某朝刊に載った詩である。
(選者 新川和江 とある)
書いたのは東京都 足立区の15歳の女の子である。
「あなたに出会えて よかったと 思うひと」、つまり、
そう思った人、そう感じた人は、この女の子自身のはずである。
私たちが世の中で生きていく上で、
非常識極まりない人にあうことがある。
そんなとき、自分が生きていくのが嫌になったり、
人間を憎悪の対象としたくなったりする。
でも、「前向きに 考えるひと」や
「人のせいに しないひと」や
「それをバネに がんばる人」を見るとき、
やっぱり真面目にがんばってみよう! と想う。
人を元気にするのは、金メダルやノーベル賞の受賞だけではない。
15歳の女の子の書いた詩が、今日も私を元気にしている。