教育を受けた人・受けてない人 2014.10.24
先日コンビニに寄った折りに、一年前の出来事を思い出した。
その日、公共料金の支払いの為に私はコンビニDに入り、
ポケットから支払い用紙を取り出し、受付の前に立っていた。
用紙を受付の台に置こうとした、その瞬間だった。
コンビニの自動ドアを通り抜けて直進してきた中年の女性が、
歩きながらつかんだ商品を、なんと!
用紙を置こうとしている私の手の下に滑り込ませて置いたのだ!
その行動にあきれた私は、コンビニの店員の顔を見た。
胸に外国人と分かるネームプレートを付けたその店員は、事もあろうに、
平然と中年女性の差し出した商品のバーコードを読み込み、値段を告げた。
その女性は無言でお金を払い、さっさと店を出て行った。
さて。
先日、弁当を買うために寄ったコンビニSは混んでいた。
二つある受付の片方は、
店員さんが年配の夫婦に100円コーヒーの入れ方を教えるために離れていて、
もう片方のカウンターに数人の人垣が出来ていた。
だから私もそのカウンターに並ぶことにして順番を待っていた。
あと二人で私の番になったとき、100円コーヒーの入れ方が解決したらしく、
機能していなかったカウンターに受付の人が戻った。
私が再開されたカウンターに行くために移動を始めた瞬間に、
そのカウンターの前に大柄な若い男性客が立った。
彼はその行動から察するに、どうやら知的障害をもった男性のようだった。
私はその男性客の後ろに並ぼうとすると、彼は私を見ながら定員さんに言った。
「このひとの方が先だと思います」と。
私は何だかとても嬉しくなって、
彼に「ありがとう」と言ってから弁当をカウンターに差し出した。
私たちを見ていた店員さんは、満面の笑みを浮かべて弁当を受け取った。
私は再び彼に「ありがとう」と言った。
彼は困ったような顔をして、笑顔の店員さんの方を見ていた。
私は店をでた。滅多にないくらいに嬉しかった。