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未来設計フリースクール(諏訪市 学習塾 個別授業 進学教室)

食べる生き物・食べられる生き物 2014.11.02

食べる生き物・食べられる生き物

数年前の「夏休み・子ども科学電話相談」への電話。

小学生Aくん「もしもし、ユーカリの葉っぱには毒があるって、本でよんだのですが、それは本当ですか?」

動物園の園長「もしもし、Aくん、それは本当のことだよ。Aくんは食べない方がいいよね」

Aくん「えーっと、でもユーカリの葉っぱを食べているコアラは平気なんですか?」

園長「うん、コアラは普通、ユーカリの葉っぱしか食べないから、Aくんは心配だよね」

Aくん「はい、たくさん毒を食べたら死んじゃうと思います」

園長「そう、コアラは、毒があってもユーカリを食べるしかないもんね…」

I think《しめしめ、今日の質問なら答えられるぞ。コアラはユーカリの毒を分解する消化酵素をもっているから平気なのさ、   えへへ…》

園長「でもね、コアラは死なないんだ。コアラのお腹には毒を分解してしまう酵素っていう物質があるんだよ。

だからコアラは死んだりはしない。だけど、毒をすべて分解できるわけじゃあないんだ」

I think《あれれ、他にも何かあるのかな…》

園長「Aくんは、コアラの鼻がなぜ大きいのか考えたことがあるかい?」

Aくん「いいえ、ありません。生まれつきだと思います」

園長「あはは、そう、生まれつきだよね。でも、コアラはあの大きな鼻で、ユーカリの葉っぱの匂いをかいでいるのさ。

匂いをかいで、少しでも毒の強い部分は食べないようにしている。そうやって、健康に生きていけるのさ」

I think《なるほど、さすが動物園の園長先生…トホホ》

 

さて。最近読んだ高校の英語の教科書の本文の記述に次のような文章が!

最近の科学の研究によれば、植物たちは特殊な方法で、

周りの虫たちと「コミュニケーションをとる」ことが出来るのが明らかになっている、と。

例えば、トウモロコシが芋虫に食べられている時、

トウモロコシは化学物質を空中に放ち、

その化学物質は芋虫の天敵である寄生スズメバチを引き寄せるのだという。

その寄生スズメバチは芋虫の体内に卵を産み、スズメバチの幼虫は芋虫の体内で育ち、

やがて幼虫は芋虫の腹を破り(まるで映画エイリアンのよう)、その芋虫は死んでしまう。

しかも、トウモロコシの出す化学物質は、

食べている芋虫の種類によって様々な種類の合図を使い分けているのだという。

こうすることによって、トウモロコシは特定の芋虫の天敵だけを引き寄せるのだという。

このような防御方法は、トウモロコシに限らずトマトやリンゴや豆などの他の植物も、

攻撃されている時に化学物質の合図をはっする。

オランダのワーゲニンゲン大学のマルセル・ディック教授は

「自分たちのボディガードである昆虫たちと、化学物質を通じて話をすることは、ほとんどの植物種の特徴であるらしい」と述べている、と。

地球上の生命はみな、各自が根本から自己を防衛している。さて、人間は???

 

 

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