羽生弓弦という青年 その3 2014.12.15
フィギュアーファイナルステージ。
強かった。それも抜群に。
怪我のトラウマも何もかも、まったく寄せ付けずに
羽生選手は圧巻の演技をした。
NHK杯において、
ライバルは彼自身の他には存在しないという
底知れぬエネルギーを感じたが、
やはり彼は燃えるような魂のプロスケーターだった。
強かった。しかも華麗にして。
もはや彼を「ライバル」などと呼ぶ選手は居るまい。
彼の最大の武器は強靱な精神力だ。
このままフィギュアーの道を極めていく。
彼の限界までの挑戦が続いていく。
彼にとって、タイトルなどは何の価値もない。
以降、孤独な戦いが続くだろうが、
孤独などに負けるような青年ではない。
マスコミよ、彼の成長の邪魔をするな。
低次元な取材だけはしないでくれ。
むしろ、この青年の成長を見守ってほしい。
大人であるのなら。